【バイク1人旅】屋久島観光 縄文杉や白谷雲水峡で荘厳な大自然を満喫!
世界遺産として日本の大自然の姿をありありと魅せてくれる屋久島
chokocricket.hatenablog.com
かつてそんな魅力あふれる屋久島へ、バイクで上陸しました。
ただ…バイクだけでは屋久島の魅力の全てを満喫することは出来なんです。。
本当の意味で屋久島の大自然を感じるには、いちどバイクを降りて山の奥地へと足を踏み入れないといけません。
そこには、大自然の溢れんばかりのパワーと荘厳さがあります。
この大自然を目で見て、耳で聴いて、匂いを嗅いで、手で触れることでしか感じることができない何かがそこにはあります。
そんな大自然の魅力を存分に感じることができる屋久島の2大登山スポットを詳しくご紹介していきたいと思います.
白谷雲水峡
屋久島といえばジブリ作品の中でも根強い人気誇る「もののけ姫」のモデルとなったと言われている、「苔むすの森」を見てみたいと思う人も多いのではないでしょうか!?
まさにジブリ映画の中にいるような苔の世界を体感できるのが「白谷雲水峡」です。
白谷雲水峡を巡るトレッキングルートは4つあります。
最も短いのは「弥生杉コース」になり、1時間(2km)ほどかけて弥生杉だけを見学することができます。
たくさん屋久杉を見学したい場合は「奉公杉コース」がおすすめです。
7本もの屋久杉を見学でき、約3時間(4km)ほどで巡ることができます。
そして最も長い距離をトレッキングし、頂上の太鼓岩を目指すコースが「太鼓岩ルート」です。
もののけ姫の世界を体感したいジブラーの方はこのコースを選んでください。
ただし、約4時間(5.6km)の道のりとなるので、時間や体力は必須です。
私が選んだのは、さらに過酷な「奉公杉コース」と「太鼓岩コース」を組み合わせたルートです。
このハイブリッドルートならば、名所を押さえてかつ12本もの屋久杉を見学することができるんです。
ただし、相当な体力が必要となるので、覚悟が必要です。
先ずは美しい渓流沿いを上がっていきます。
各コースの分岐点にはさつき吊橋があります。
奉公杉コースへ回り込むと、根元が三股に別れた珍しい屋久杉である三本杉があります。
早朝の陽射しと相まって幻想的な雰囲気を醸し出すくぐり杉のひとつです。
道中には屋久杉だけではなく、自然の長い歴史の中で生み出された造形美であふれています。
運が良ければ森の中でヤクシカに出会えたりもします。
しかも、けっこう近距離まで近づけます。
雷に打たれたことに由来する屋久杉の「かみなりおんじ」です。
一般市民からの応募によって名付けられそうです。
太鼓岩コースの最高地点に位置する、太鼓岩からの絶景です。
あまりの広大さに、森林の中に自分だけが取り残されたような気分になります。
大自然の前に人間はホントに無力です。つくづく感じます。
太鼓岩コースの最終スポットとなる「女神杉」です。
女神と言われてみれば、確かに古代女神の格好に似ている気がしないこともないですね。
縄文杉登山
屋久島といってまず思いつくのが「縄文杉」ではないでしょうか!?
数々のTVや雑誌、書籍などで取り上げられ、日本有数のパワースポットと言っても過言ではない有名な大木です。
樹齢は約7000年とも言われ、人間が生きる一生の100倍も存在し続けています。
もはや我々の時間感覚では想像もできなほどです。
そんな縄文杉を観に行くには、素人にとってかなり過酷な道のりが待ち構えます。
なんと往復で約10時間(約20km)のルートを登山しなければいけません。
縄文杉登山の玄関口である荒川登山口へは3月〜11月の間には車やバイクで行くことはできません。
屋久杉自然館と言われる、屋久島のビジターセンター的な所で車やバイクを駐車して、シャルトルバス(片道700円)で送迎してもらう必要があります。
さらに、登山時間が10時間もかかることから、シャトルバスは荒川登山口へ朝5時から6時の間でしか運行していないんです。
荒川登山口を出発すると、まずトロッコ道8.5kmの道のりをひたすら歩いていきます。
ただの線路の道ですが、かつてこの島を支えた林業の歴史を感じながら歩いていると、どこかノスタルジックな雰囲気を感じます。
線路の上は意外とデコボコしていて体力を消費するんです。
朝の木漏れ日が降り注ぐ中、幻想的な景色が続きます。
森を歩いき続けていると、ふと小さな発見があったりもします。
こちらは、転がっていた木がキツネに見えました。
縄文杉登山の中でも名所のひとつが「ウィルソン株」です。
空洞となった屋久杉の根本から見上げるとハートに見えるんです。
大自然の緑色が浮かび上がるハートは趣があります。
また、このハートが浮かび上がるように撮影するのがなかなか難しいんです。
ぜひ、完璧なハートが撮れる角度を見つけてみてください。
木の表面には苔が生え傷が入り、長い時間を生きているが故の美しさや趣があります。
山頂に近づいて来ると、ホントに巨大な屋久杉があちこちに現れてきます。
かつて、まだ縄文杉が人類に知られる前には屋久島で最も大きく古い屋久杉であった「大王杉」です。
根元は空洞になっていて人が入れる広さになっています。
そしていよいよ、5時間かけて登ってきた最終地点に位置する縄文杉です。
疲れも吹っ飛ぶくらいのワクワク感が湧いてきます。
保護のため鑑賞用のウッドデッキが設置されているので、急に人工的な雰囲気になります。
縄文杉はこのウッドデッキから遠くにしか見ることができません。
せっかく苦労して登ってきたのに…大事な縄文杉を守るためには仕方ないのでしょう。。
しっかり目に焼き付けておきます。
望遠カメラを持ってきていたので、森林の中に佇む幻想的な写真も撮れました!
雨にも降られることなく縄文杉を拝むことができたので超ラッキーです。
道中で観てきたどの屋久杉よりも、とにかく太いです。
なんと幹の太さは16.1mあるそうです。
さいごに
屋久島では山も川も海も全て最高レベルの自然を体験することができます。
その中でもやはり、森の中は格別でした。
太古の昔から脈々と受け継がれる屋久島の息吹は、森を彩る苔や土、屋久杉や動物たちから確かに伝わってきます。
「自然を体感する」とはまさにこのことだと感じます。
一度訪れたら確実にその虜になることは間違いないです。
ぜひあなたの足で屋久島の森を踏みしめてみてください!
ついでに
これは余談ですが、縄文杉にはに「縄文杉の案内板」なるポケモンGOのスポットがありました。
当時流行っていたので、アプリを起動してしてみただけなのですが、やはり珍しいポケモンがいたんでしょうか?
ぜひ、ポケモンGOファンの方は確認して見てください!